絵画のありようを求めて、1975-2022
　岩出まゆみ
THE EXPLORATIONS OF AN ABSTRACT ARTIST,1975-2022
　MAYUMI IWADE

岩出まゆみが1975年から2022年の48年間に描いた絵画作品を、その時々のありようによって、 〈幻〉シュール・幻想、〈鳥〉鳥瞰図シリーズ、〈青〉青のシリーズ、 〈滴〉ドリッピング、〈白〉白の情景シリーズ、〈縞〉ストライプシリーズの6期に分け、 年代を追って掲載。

◆岩出の作品はまぎれもなく幾何学的に構成されていながら決して「冷たい」印象を与えない。幾何学的、静的であり、また「熱い」とはもとよりいえずとも、しかしなお落ち着いた「暖かい」印象を与えずにはいないのだ。作品のこうした特異なありようによって、岩出は現代日本で独自の存在性を確保しているといっていい。
―谷川 渥の本文より

定価：2,970 円（本体2,700 円＋税10％）
A4 変型判［270 × 210 mm］ 142 頁
2022 年11月3日発行／英文併記
ISBN 978-4-9912104-2-6 C0071 ¥2700E
発行：GAF出版局

Artist 岩出まゆみ
Essays
谷川 渥（美術評論）「岩出まゆみ−抽象画家の軌跡を追う」
宮田徹也（芸術批評｜日本近代美術思想史研究）「『いま、ここ』を反芻すること。」
大橋紀生（美術編集）「絵画の平面性を問う」
Design 北村晶子

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